災害時の家族との連絡手段、スマホや携帯だけが9割強 すぐに備えを
中島嘉克 女屋泰之
災害時にスマホや携帯電話が通じなくなると連絡手段がない人は9割超――。9月1日の「防災の日」に向けた警備大手のセコムの調査でこんな結果が明らかになった。最近は大規模な通信障害も相次いでいる。利用者は公衆電話や伝言サービスなど、代わりとなる連絡手段を考えておくことが必要だ。
全国の20歳以上の男女500人を対象にネットで調べた。災害時にスマホや携帯電話などの通話機能が使えなくなった場合、家族との連絡手段があるかどうかを聞いたところ、「ない」と答えた人は95・6%に上った。
地震や台風などでは通信障害や回線の混雑で、スマホや携帯が通じないことがこれまでも起きている。事前の準備が大事だが、実際に何らかの防災対策をしている人は全体の半分以下だ。そのうち「家族と災害時の安否確認方法や集合場所を決めている」と回答したのは63人にとどまった。
実際に集合する際の不安を複…
【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら