任天堂、基本給を一律10%引き上げ 4月から契約社員含む全従業員

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中村建太
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 任天堂は、契約社員などを含む国内の全従業員の賃金を4月から一律で10%上げる。定期昇給とは別に、基本給を底上げするベースアップ(ベア)をおこなう。物価高で家計負担が増す中、従業員の生活の安定を図るとともに、優秀な人材の確保につなげるためという。

 古川俊太郎社長は7日の会見で「(物価高で)日々の生活において金銭面の負担感が増してきている」とし、「長期的かつ継続的な環境変化に対応する」と述べた。物価高を背景に多くの企業で賃上げが進んでおり、「当社の競争力を高めていくために優秀な人材の確保は不可欠。このタイミングで給与水準を見直すことには長期的な観点でも意義がある」とした。

 4月に入社する大卒者の初任給も、従来の23万3千円から25万6千円に約10%引き上げる。

 一方、同社はこの日、202…

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