2023.06.09
# 経済 # 社会

「衰退ニッポン」で70〜80代が生き延びるには…じつは誰も教えてくれない「長い老後」の深刻実態

年収は300万円以下、本当に稼ぐべきは月10万円、50代で仕事の意義を見失う、60代管理職はごく少数、70歳男性の就業率は45%、80代就業者の約9割が自宅近くで働く――。

10万部突破のベストセラー『ほんとうの定年後 「小さな仕事」が日本社会を救う』では、多数の統計データや事例から知られざる「定年後の実態」を明らかにしている。

定年後「管理職」に就く人とは

定年前、管理職に就く人も出てくる。

〈部長職の構成比率は、50代前半で26.6%、50代後半で26.9%と50代でピークを打った後は急速に減少し、60代前半には8.8%、60代後半には2.7%までその数を減らす。

(中略)

課長職の年齢構成をみると、60代前半でその職に就く人の比率は2.9%、60代後半は0.5%となる。50代後半以降、多くの人は役職定年や定年を経験して役職をはく奪される。〉(『ほんとうの定年後より)

60代で管理職という人はほとんどいないという現実がある。

また、定年後には、現場仕事やフリーランスで働く人が多いため、管理するだけの能力は役立たなくなる。

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