株価600円以上値上がり 米利上げ長期化の懸念和らぎを受けて

9日の東京株式市場、アメリカの利上げ長期化への懸念が和らいだことを受けて、日経平均株価は、600円以上値上がりしました。

▽日経平均株価の終値は、8日より623円90銭高い3万2265円17銭
▽東証株価指数=トピックスは、32.82上がって2224.32
▽一日の出来高は15億2746万株でした。

9日の東京市場、日経平均株価は600円以上値上がりしました。これは、日本時間の8日夜発表されたアメリカの失業保険の新規申請件数が市場予想を上回ったことで、FRBによる利上げの長期化への懸念が和らいだことが背景にあります。

日本の株価上昇の要因は海外勢によるもので、先週までに10週連続で日本株を買い越しています。

ただ、株価指数に関連した先物をみると先週、海外勢は5週ぶりに1900億円余りの売り越しに転じていて、海外勢が買い一辺倒ではなくなってきていると話す市場関係者もいます。

日本株の今後は、来週アメリカ、ヨーロッパ、それに日本で相次いで開かれる金融政策を決める会合に左右されそうです。