ちょっぴりお高めの「くら寿司」がメニュー刷新 希少なネタを定番化

金子智彦
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 くら寿司が展開する高級回転ずし業態の「無添蔵」が9日、2005年の開業以来初となる大幅なメニュー刷新に踏み切った。主力店の「くら寿司」が昨年10月に値上げして高価格帯の品ぞろえも増えたため、付加価値が高い「無添蔵」の独自性を明確にする狙いがある。

 くら寿司では期間限定で出している地中海産本マグロなど希少なネタを無添蔵で定番商品にした。本ズワイガニ玉手箱(税込み660円)や極上ぼたんえび(550円)といった高級食材をそろえた。メニューはサイドメニューも含めて2割増の約160種類にする。

 価格帯は1皿120~360円の4段階から、130~660円の6段階へと値幅を広げた上で細分化する。

 広報担当者は「メインの客層は40、50代だったが、落ち着いた空間で食事を楽しみたいというニーズが高まり、家族連れや若者だけでの来店も増えている」と話す。

 無添蔵は05年1月に堺市に1号店をオープン。現在、大阪、兵庫、和歌山県で計4店舗を運営している。(金子智彦)

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